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仕事上の行動特性
《仕事に取り組む姿勢》
  『どうしたらこの知識を仕事に活かせるだろう?』
     ――自分のペースでじっくりと取り組める環境が大切。

行動を起こす前に、プロジェクトを完全に知り、理解したいと思っている。ものごとを疑わずにまた、他の人の専門的な意見だというだけで受け入れることを好まない。時間をかけ、データを収集し、研究・考察し、そして彼ら自身の見解を展開する。

  混沌とした世界に秩序をもたらすには、 一歩離れたところから分析する以外にはない と考えます。そのため、 一人で長時間にわたって働くことを好みます 。
  傍観者的な視点をもっているので、非常に多くの行為がくだらないものに思えます。距離を置いて考えることはこんなに楽しいのに、なぜ人々はあんなに駆けずりまわってエネルギーを浪費してまで、くだらないものを追い求めるのか?と考えます。 プライバシーが何よりも重要 なので、安全な場所に引きこもって、望まない押し付けから身を守ろうとします。
関わりを持たなければ、全てが単純になる、できるだけ物事に関わりたくないと思っており、義務や人間関係も、できるだけ避けたいと思っています。関わり合いにならなければ、それだけ多くの時間と貴重なエネルギーを、学習や思考に費やすことができるのだと。

  物事や問題を冷静にじっくりと観察し、持ち前の博識と分析力ですっきりと理解できた時、深い満足感を得ることがモットーで、人の思惑や感情に振りまわさ れることを何より煩わしいと感じますから、他人にペースを乱されない職場環境が第一です。それが整えば、あとは蓄積した知識を活かすことを考えれば、有能 さを発揮できます。
《タイプ5 魅力を感じる仕事の領域》



距離を置いて分析するタイプ5の能力は、混沌に秩序をもたらします。また感情的にも距離を置いているので、長期間にわたって一人きりで、ひたすら答えを追 求することも平気です。惹かれるのは、自分の時間とエネルギーを阻害しないような仕事です。外界との窓口もできるだけ少ないほうが良いと考えています。そ う思って、例えば電子メールやファックスのような、秘書的な機能でバリケードをつくり、自分のガードを固めようとします。
十分に考える時間のある職業が向いているといえます。専門知識を活かせる仕事もその一つです。研究や開発、学者、教師、図書館司書、コンピューター・プログラマー等々。彼らの中には、薄いデータ本の編纂に一生費やしたりする人がいます。

  ゆっちたちは、科学や技術、あるいは、知力を要する厳しい分野によく携わります。この人たちは、優れた分析能力を持ち、問題を解決するのが得意で すし、物事の動向を全体的に捉え、それを分りやすく概念化することにも力を出します。マーケティング調査といった調査分析の仕事、会計士、税理士、経営コ ンサルタントといった、情報分析結果をもとに相手が必要としている適切なアドバイスをする、コンサルタント的な仕事も向いています。組織の中では、経営管 理業務・事業企画まわりの仕事、会計業務、特許などの調査・解析部門、契約など法律知識を活かした業務系の職種などに適性があります。

〔例 1〕  「知識欲」という特性を生かす
   語学力があれば翻訳の仕事などは、自分のペースで仕事がしやすいですし、例えば特許翻訳といったピンポイントな専門知識を必要とする仕事は長所を活かせます。司法関係の法律知識をいかした仕事も向いています。

〔例 2〕  「分析力」という側面特性を生かす
   成果をだすこと、そしてその結果として目に見える形での評価されることが大事ですから、取得する資格のレベルが順次上がっていって、それに見合った地位なり、報酬が得られる職種では、相当な努力を傾注するでしょう。

《タイプ5に不向きな環境》
プライバシーを重んじ、頭の中での考える作業が好きなこのタイプは、基本的に人間との関係性を重視される領域や、体力勝負のような仕事、慌ただしく駆けず りまわることを要求される業務は敬遠されるでしょう。セールスといった個人的な対人関係が主となる仕事はあまり得意でないといえます。また証券ブローカー のようなオープンでむき出しの競争意識や直接対立のある職業も苦手です。
  常時せわしなく慌ただしくしているサービス業も、静かにじっくりと思考したいこのタイプには不向きです。また、飛行機の乗客乗務員、保育園の保母、ホテルの支配人といった、気配りが多く期待される職種もどちらかというと適性が活かされないでしょう。